アコースティックリバイブ製
 バランスケーブル(XLR-3.0F)導入試聴記

(0)始めに: プリアンプ〜パワーアンプ間は直近のオーディオ機器配置替えよりカナレの業務用マイクケーブルをペアで使っていました、これは音楽的には充分満足出来る物であったのですがオーディオ的快楽を得たいが為だけに今回オーディオグレードのケーブルを試聴導入するつもりになりました。候補の一つであったアコースティックリバイブのケーブルを数多く導入されている先達フィルさんに話したところ色々相談にのっていただき様々な御厚意にあずかりました、そしてケーブル一本だけでは無くアコースティックリバイブの主張がわかりやすいようにと御提案いただき、その他バランスケーブル1組、電源ケーブル2組を同時に貸し出していただく事になりました、この事により組み合わせは増えましたが、より一層アコースティックリバイブ製ケーブルの主張を理解出来、またそれだけでなくこれまで自分が使っていた愛線達の素性を理解出来ました。

(1)使用機器 CDP:WADIA861VUK(電源ケーブル:AURALSYMPHONICS ML-CUBED V3)
 LINE1:KHARMA KIC-R-1a/B
PRE:JEFF ROWLAND DG Synergy(電源ケーブル:WIREWORLD SILVER ERECTRA REFERENCE3+)
 LINE2:CANARE EC05
MAIN:JEFF ROWLAND DG model6(電源ケーブル:自作)
 SP Cable:SILTEC LS-88 Classic、SILTEC Jumper Set Classic、TANNOY STL-0.75
SP:Sonus faber GUARNERI homage、TANNOY ST200
その他詳細は当サイトAUDIOページ参照

(2)試聴方法 LINE2のCANARE EC05をアコースティックリバイブ XLR-3.0Fと交換する
LINE1/LINE2及びCDP電源/PRE電源をアコースティックリバイブ製品と交換する

(3)試聴結果 一聴してわかるのはスッと濁りが減って様々な音が分離され位置関係が明確になっていく事、特に位相の狂いが少ない為か音像がスピーカー後ろの在るべき位置に納まっていきます、その為いっそう音源の位置関係の把握に余裕が出来、分解能が向上して聞こえます。濁りが少ない為、それまで濁りに隠れていた微少信号による弱音も現れ音数が増えてきます、音数に増して音自体の情報量も増えるのですが、これは殊更見せびらかせる表現方では無くオーディオ的快楽を得るより自然な音調を得るのに相応しいケーブルであると認識しました。カナレのケーブルに比べて中高域以上が細く低域が厚いピラミッドバランスに感じたのですが、カナレのケーブルが中域の厚いカマボコ型のバランスを持つ為そう感じたのかもしれません、フラットバランスというのが正確な評価だと思われます、また中高域以上が細いと書きましたがバランス上必要な部分には強い音が出てくれますのでニュートラルな音が好みの方には非常に合うでしょう、中高域の太さによるカラフルさを好む方には他の方法での対策が必要になる可能性もありますね。中低域以下も厚いですが節度を保った量感で、どちらかと言えば音階がハッキリとわかる端正さも持ち合わせており音楽がいっそう楽しく理解して聴ける変化をもたらします。前段機器全てにアコースティックリバイブ社製のケーブルを使用してみましたが、これらの傾向が一層増強されていく感じがしました、私は同一社製のケーブルを揃えてしむのは嫌な方ですが今回癖の少ないケーブルを揃えて使用してみて初めて同一社製ケーブルで揃える優位性を感じる事が出来ました、音楽(音)観のまとまりの良さや、ただただ改善されていく基本性能に耳を奪われるのでした。

(4)その他 心配していた価格も意外とリーズナブルでしたので(私が購入する気になる価格以下)でしたので性能の高さをかって購入してみる事にしました、ですが他のケーブルを購入する程の予算が無かったので(貧乏なのです)返却しました、この時一本一本元に戻していったのですが同一社製ケーブルに慣れた耳に元々使っていたケーブルの特徴がわかりやすかったので以下に戻した順に気が付いた事を列記していきます。
1)AURALSYMPHONICS ML-CUBED V3:中高域以上がカラフルになりながらも音の角が柔らかくR面取りされ聴き易くなりました
2)WIREWORLD SILVER ERECTRA REFERENCE3+:高域の輝きがやはり綺麗、当初音場が雲ってしまいましたが後々晴れていきました
3)KHARMA KIC-R-1a/B:高域の太さが好ましい、音調は軽くなりました
当然アコースティックリバイブ社製ケーブルで揃えたよりも情報量は落ち、質感も自然さを失いましたが予算が無いって事は分相応なので仕方無いですね(苦笑 最後に、色々相談にのって頂きましたフィルさん、試聴機を長期間貸し出して頂きましたアコースティックリバイブ社さん、この度は本当に有り難う御座いました!


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